2026年、宙組大劇場公演は『黒蜥蜴』。
原作は江戸川乱歩、戯曲は三島由紀夫、潤色・演出は生田大和先生。
明智小五郎を演じるのは桜木みなと(ずんちゃん)さんです。
大劇場公演は2026年5月23日(土)に開幕。
チケット一般発売が始まり、観劇までのカウントダウンが始まりました。
宝塚での『黒蜥蜴』は、19年ぶりの再演。
2007年花組版の新人公演で明智を演じていたのが、
のちに宙組トップとなる朝夏まなと(まぁさま)さんです。
時を経て今、宙組で『黒蜥蜴』が蘇る。
この巡り合わせがとても楽しみです。
この記事では、配役・物語・19年ぶり再演の縁、
そして観劇前に予習しておきたいポイントをまとめました。
宙組『黒蜥蜴』2026年公演 基本情報
宙組『黒蜥蜴』は、2026年の大劇場・東京宝塚劇場で上演される公演です。
| 項目 | 内容 |
| 大劇場 | 2026年5月23日(土)〜7月5日(日) |
| 東京宝塚劇場 | 2026年7月25日(土)〜9月6日(日) |
| 公演形式 | 二本立て |
| お芝居 | ミュージカル・ロマン『黒蜥蜴』 |
| ショー | スパーキング・イルミネイト『Diamond IMPULSE』 |
ミュージカル・ロマン『黒蜥蜴』は、江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲化した作品の宝塚版。
潤色・演出は生田大和先生です。
重厚な世界観と人物の機微を丁寧に描く先生なので、
原作・戯曲ファンにも納得の宝塚版になりそうです。
併演ショー『Diamond IMPULSE』は、竹田悠一郎先生の作・演出。
タイトルからきらめきの予感がするショーで、
お芝居の濃密な世界のあとに気持ちを切り替えて高揚感を味わえる、
二本立てならではの楽しみがあります。
新人公演は大劇場・東京それぞれで実施されます。
- 大劇場新人公演:2026年6月18日
- 東京新人公演:2026年8月13日
千秋楽はライブ中継・配信が予定されています。
劇場に行けない方も、千秋楽の感動をリアルタイムで体験できます。
主な配役と見どころ
明智小五郎:桜木みなと(ずんちゃん)
物語の主人公は、名探偵・明智小五郎。
原作・戯曲ともに「知性・冷静さ・色気・遊び心」を併せ持つ人物として描かれています。
追う側でありながら、誘惑される側でもある探偵。
役者によって表情ががらりと変わる、奥の深い役です。
桜木みなと、ファンからは「ずんちゃん」の愛称で親しまれている宙組トップスター。
知的で品のある佇まいが持ち味で、台詞のニュアンスを丁寧に運ぶ芝居の方です。
「クールに切れる名探偵」だけではなく、
色気のある明智、女賊との駆け引きを楽しむ余裕のある明智を見せてくれそう。
スーツ姿の佇まい、煙草を持つ手の角度、目線の動きまで、
ずんちゃんならではの大人の明智になる予感がしています。
黒蜥蜴(緑川夫人):春乃さくら
タイトルロール『黒蜥蜴』の主役は、女賊・黒蜥蜴。
昼は宝石商の未亡人・緑川夫人として社交界に出入りし、
夜は男たちを翻弄する大胆不敵な犯罪者という二面性を持つ役。
明智との駆け引きの中で、彼にだけ心を許してしまう繊細さも持っています。
原作では、黒蜥蜴の登場シーンに「なまめかしき舞踊」「恥知らずの舞踊」という表現があります。
セクシーで艶のある黒蜥蜴をどう体現してくれるのか、
娘役トップの春乃さくらさんの新たな一面が見られそうです。
雨宮潤一(山川健作):水美舞斗
明智の片腕として活躍する雨宮潤一。
水美舞斗さんは、男役として安定感のある芝居と歌唱が魅力です。
明智と並んで動く場面、黒蜥蜴と対峙する場面で、
それぞれ違う表情を見せてくれそうです。
明智との関係性、黒蜥蜴との緊張感、どちらも見逃せません。
19年ぶり再演 宙組と『黒蜥蜴』の縁
宝塚版『黒蜥蜴』は、2007年花組公演以来の19年ぶりの再演です。
2007年花組『黒蜥蜴』の本役・明智小五郎は、当時の花組トップ・春野寿美礼さん。
そして同公演の新人公演で同じく明智を演じたのが、
のちに宙組トップとなる朝夏まなと(まぁさま)さんでした。
19年前の新人公演で明智を演じた方が、その後、宙組のトップになり、
時を経て今度は宙組本公演として『黒蜥蜴』が上演される。
時間と組の縁が交差する、不思議な巡り合わせです。
宝塚を長く観ていると、ときどきこういう「縁の重なり」に出会います。
ファンとしては、こういう瞬間こそ心が動かされる時間。
開幕前からすでに、胸の奥が温かくなる作品です。
観劇前に予習しておきたい3つの作品
『黒蜥蜴』を観劇前に予習することで、初見で受け取れる情報量がぐっと増えます。
おすすめの予習素材を3つ紹介します。
江戸川乱歩の原作小説
私が今読んでいるのが、江戸川乱歩の原作小説。
明智小五郎シリーズの1編で、物語の輪郭をつかむのに最適。文庫本サイズで気軽に読めます。
戦後の東京を舞台にしたミステリーらしい雰囲気と、
黒蜥蜴という強烈な女賊のキャラクターは、原作で味わうとより深く理解できます。
三島由紀夫の戯曲版
宝塚版の元になっている三島由紀夫の戯曲。
台詞ひとつひとつが磨き上げられた美しい言葉で、
戯曲だからこそ感じられる「言葉の音」があります。
舞台化を前提に書かれているので、
宝塚での演出と照らし合わせる楽しみもあります。
1968年映画版
映像で『黒蜥蜴』に触れたい方には、1968年の映画版がおすすめ。
深作欣二監督、丸山明宏(美輪明宏)さんが黒蜥蜴を演じた伝説的な作品です。
映像作品ならではの黒蜥蜴の妖艶さは、舞台版とはまた違う表現として楽しめます。
私が一番楽しみにしているシーン
春乃さくらの黒蜥蜴を見届けたい
黒蜥蜴を演じるのは、春乃さくら(はるさくちゃん)。
今ちょうど『黒蜥蜴』の原作を読み始めたところなのですが、
原文にはこんな表現が出てきます。
なまめかしき舞踊
江戸川乱歩『黒蜥蜴』より
恥知らずの舞踊
この一節を読んだ瞬間、舞台がぱっと頭に浮かびました。
セクシーで艶のある黒蜥蜴を、はるさくちゃんがどう体現してくれるのか。
今からとても楽しみです。
女賊として男たちを翻弄しながら、
明智にだけは心を許してしまう繊細な揺らぎ。
その表現の細やかさを、観劇で見るのが楽しみです。
チケット情報と観劇のヒント
チケットは一般発売が開始しています。
公演スケジュールやキャスト詳細は、宝塚歌劇団公式サイトでご確認ください。
劇場で観るときは、ぜひオペラグラスを持って行ってください。
ジェンヌさんの繊細な目線、艶のある表情、
肉眼では拾いきれない情報まで読み取れます。
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まとめ
2026年の宙組大劇場公演『黒蜥蜴』は、
- 不朽の名作
- 桜木みなと(ずんちゃん)が演じる明智小五郎
- 春乃さくら、水美舞斗、宙組メンバーで描く戦後東京の世界
- 19年ぶり再演の縁
観劇前から胸が踊る要素が揃っています。
開幕は2026年5月23日。
予習をしながら、開幕日を楽しみに待ちたいと思います。
