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宙組『黒蜥蜴』、2回目の観劇に行ってきました。
2回目は友人と観劇。好きなシーンと、少し残念に感じた点を正直に書いてみます。

まずは1回目の観劇感想(春乃さくらさんの黒蜥蜴の妖艶さ)、観劇前の期待をまとめた記事をどうぞ。






まずは正直に、2回目で感じた「ここはちょっと残念」というポイントを2つ。
明智小五郎を演じるずんちゃんが、変装してぼろ衣装をまとっているシーンが割と長めです。
もちろん物語上、変装は重要な要素。でも私は宝塚に夢を見に行っているので、できればずんちゃんの「かっこいい姿」をもっと長く見たい、というのが正直な気持ち。



明智の部下を演じる若翔りつさん・風色日向さん・亜音有星さん・きよら羽龍さん・大路りせさんの路線スター5人。
皆さん宙組期待のジェンヌさんですが、セリフが少なくて。もっと台詞が欲しかったな、少し物足りないと感じました。
ただ、この5人が明智事務所でわちゃわちゃしているシーンはとても好き。出番が少なくても舞台で存在感はしっかり感じます。
浪越警部を演じる叶ゆうりさんのトレンチコート姿が、本当に最高でした。
鷹翔さんとの掛け合いも良い。警部なのに色気が滲み出すぎて最高です。



1回目では見逃していたずんちゃんの細かいシーンに、2回目で気づけました。
原作読んでいたのに、和菓子屋さんのおじさんに扮するずんちゃんに最初は気づきませんでした。これが、2回目観劇の醍醐味です。
セリフは少ないと書きましたが、明智事務所での5人の部下&美人秘書の絡みは本当に微笑ましく、見ていてニヤニヤしました。
ほのぼのモードと仕事モードの表情の使い分けに、それぞれのお役の個性が出ているのかも。
黒蜥蜴を演じる春乃さくらさんは、膨大なセリフ量。私がみたときにはほとんど噛むことなく、完璧に演じ切られています。
この戯曲は、映画版で黒蜥蜴を務めた美輪明宏さんのために三島由紀夫さんが書いたと言われていて、セリフのほとんどを黒蜥蜴が話します。それをそのまま舞台でこなすさーちゃんは、色気と凄み、可愛らしさの使い分けが完璧。
特に「明日」の一言は、低めの声でドスをきかせるさーちゃんのかっこよさが際立つ瞬間。1回目では聞き逃していた方も、ぜひ2回目で耳を澄ませてみてください。
桜木みなとさん自身が「NOW ON STAGE」で「耽美」と表現された宙組『黒蜥蜴』。
1回目は戯曲の独特の言い回しや昭和の香りに戸惑った私も、2回目では「これはタカラヅカらしい耽美なんだ」と腑に落ちました。
衣装やメイクの美しさ、ジェンヌさんたちの佇まいの美しさ。「みんな美しい」という土台があるからこそ成立する、宝塚ならではの黒蜥蜴。
雨宮潤一を演じる水美舞斗(マイティー)さんは、スタイリッシュなのに昭和の香りを不思議と漂わせる存在。哀愁を感じさせる演技で、舞台に深みを加えています。
「一体僕はいつになったら爬虫類になれるんですかっ!」のような独特のセリフも多いのですが、可愛げがあって同情してしまうのがマイティーの魅力あってこそ。
個人的にはラストのマイティーのシーンは、心情的に理解できないというか「それでいいのかい?!」と言いたくなるのですが。
終盤の黒蜥蜴の美術館シーン。額縁と衣装が一体化しているというか、ポーズを変えてもとても美しいです。
「マネキンと見まごうばかりのマネキンぶり」を、ぜひ目を凝らして観てください。
黒蜥蜴さまに認められたい、褒められたい、昇格したい、名付けてもらいたい部下たち。
「青い亀」の称号を得た山吹ひばりちゃん。黒蜥蜴を見つめる目は、教祖さまを見つめるかのように感じました。
『黒蜥蜴』は江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚色の戯曲。事前に映画版や原作小説に触れておくと、舞台の楽しみが何倍にもなります。






宙組『黒蜥蜴』2回目観劇の感想をまとめました。
一緒に観劇した友人は日々のお疲れにより、最初ちょっと眠くてうとうとしたらしいのですが、後半は楽しんだようです。
「もう1回観たい」「2回観てよかった」と素直に思える、味わい深い作品でした。





DIORのトート、LOEWEの財布、リリーススティック、gelato piqueのピカチュウクッションなど、桜木みなとさん(ずんちゃん)の愛用品を厳選しました。
愛用品の詳細は、記事で紹介しています。

