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雪組ポーの一族 キャスト別感想 朝美絢・音彩唯・瀬央ゆりあ・小桜ほのか・縣千

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先日、雪組『ポーの一族』を観劇した感想を書きました。キャストお一人おひとりが素晴らしかった。この記事では、朝美絢さん・音彩唯さん・瀬央ゆりあさん・小桜ほのかさん・縣千さんの5人について、役ごとにじっくり語らせてください。まだ観ていない方のワクワクにも、もう観た方の「わかる!」にもなればうれしいです。

観劇全体の感想と、上演中断のハプニングについてはこちらにまとめています。

目次

朝美絢さん(95期・研18)|エドガー

明日海エドガーとはタイプが異なっても、私はすんなり「エドガー」として観ていました。無垢な少年エドガー。ポーの一族の秘密を知ったエドガー。ヴァンパネラになってすぐ葛藤しているエドガー。そして100年を経たエドガー。時の流れの中で変化していくエドガーが、自然に入ってきたのです。

とくに印象的だったのが、エナジーを吸うために首元を狙うシーン。数回あるのですが、ハンターのような食いつき方というか、あーさのあの強い目で獲物を狙う感じ。本当に吸血鬼の牙を持っているんじゃ?と錯覚するような、狩りの眼差しでした。あの一瞬の獰猛さに、ぞくっとさせられます。

初演の明日海エドガーは、異世界感・人外感が凄まじく、うまく言葉が見つからないほど完成されたエドガーでした。転生してきたかのような、この世のものではない佇まい。いっぽう朝美エドガーは、少年がうっかりヴァンパネラになってしまったという感じ。だからこそ、時が経つにつれて迫力を増していく様子が、いっそう凄まじく感じられるのかもしれません。

音彩唯さん(105期・研8)|メリーベル

音彩さんは、とにかく可愛いし、歌もお芝居も上手。完璧すぎるのです。だからこそ、儚く消えてしまいそうなメリーベルというよりは、元気でキラキラと美しいメリーベル、という印象でした。

もちろん儚げではあるのです。でも存在感が抜群なので、消えてしまいそうには見えない。そこにいるだけで場が華やぐ、生命力にあふれたメリーベルでした。新トップコンビとしてのお披露目でもあり、朝美エドガーとの兄妹の空気も見どころです。

瀬央ゆりあさん(95期・研18)|フランク・ポーツネル男爵

瀬央さんが演じる男爵なんて、かっこいいに決まっている——そう思っていたのですが、想像を超えてかっこよかったです。初演で瀬戸かずやさん(あきらさん)が演じた男爵もかっこよくて、「そりゃシーラも惚れるわ!」と思っていましたが、瀬央男爵にも惚れること間違いなし。

大人の色気とダンディさが漂う男爵で、今回追加された男爵のソロも、その魅力を存分に引き出していました。朝美エドガーと同じ95期・研18の同期でもあり、舞台上の関係性にも深みを感じます。

小桜ほのかさん(99期・研14)|シーラ・ポーツネル男爵夫人

小桜シーラは、清楚で可愛らしい乙女という感じ。「夫人」といっても、設定では20歳そこそこのはず。そう考えると、エドガーとはお姉さんと弟にしか見えないのも納得です。その初々しさが、かえって切なさを誘います。

歌声も本当に素晴らしかった。そして時を経て、ホテル・ブラックプールのシーンあたりでは、上品な色気をまとっていたのが印象的。少女から大人の女性へと移ろう様子を、繊細に見せてくれました。

縣千さん(101期・研12)|アラン・トワイライト

縣アランは、思春期の傷つきやすい、儚げなお金持ちのおぼっちゃまがとても似合っていました。少し痩せたのかな? 縣くんはがっしりしたイメージがあったので(シティハンターの頃のイメージが強すぎて)、朝美エドガーとの並びはどうなのだろう、と思っていたのです。

ところが実際に観てみると、朝美エドガーと並んだとき、縣アランの繊細さが引き立って見えました。エドガーの迫力のせいなのか、実際にそう演じているのか——どちらにせよ、二人の対比が絶妙で、アランの脆さがより胸に迫ってきました。

エドガー・朝美絢さんの愛用品と原作

観劇の余韻にひたりながら、あーさの愛用品を取り入れてみるのも楽しいもの。原作を読み返せば、舞台の細部がまた違って見えてきます。萩尾望都さんのコミックもぜひ。

あわせて読みたい

観る前に書いた期待の記事や、エドガーを演じる朝美絢さんのプロフィールもどうぞ。

まとめ

朝美絢さんのエドガー、音彩唯さんのメリーベル、瀬央ゆりあさんの男爵、小桜ほのかさんのシーラ、縣千さんのアラン。5人それぞれが、初演を知る人にも新鮮な発見を届けてくれる、素晴らしいキャストでした。同じ役でも、演じ手が変わればこんなにも表情が変わる。それこそが、再演を観る醍醐味だと改めて感じた雪組『ポーの一族』でした。

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